攻撃時のサイン導入2戦目。果たしてその成果は?
前回の試合でチームとして初めて攻撃時のサインを導入し、ひとまず成功と言える結果となりましたが、それ以降の試合でも継続して検証していく必要がありますよね。
2014年9月中旬、サイン導入後2戦目、僕が監督に就任して3戦目の試合が行われました。
サインの種類を変更
前回の試合ではサインの種類は2種類。「待て」と「盗塁」でした。この作戦で幸先のいい結果(前回の記事「episode4 サインの行方」参照)が生まれたわけですが、サインを出す監督の僕として、ひとつ気になっていることがありました。それは、打者が1ストライクをとられている状況では盗塁のサインが出しづらい!ということでした。チームにとって初めてのサイン導入ということもあり、まずは待てと盗塁。盗塁のサインが出た時にはバッターは打たない、ということにしましたので、打者が1ストライクをとられた状況で盗塁のサインを出した場合、打者は振らずに2ストライク目をとられてしまう可能性があったのです。ですから、僕が前回の試合で出した盗塁のサインは打者が0ストライクの状態のみでした。
ですので僕は、盗塁時にも以下の2つのサインが必要だと感じました。
①走者が盗塁し、打者が0ストライクの時は打たないサイン
②走者が盗塁し、打者が1ストライクもしくは2ストライクをとられている時、打者はストライクが来たら打ち、ボールなら打たないサイン
②の場合、走者が走り、打者はストライクが来たら打つわけですから、結果的にヒットエンドランとなります。というか、いわゆるランエンドヒットですね。打つか打たないかは打者に任せられます。ストライクでも打ちたくなかったら打たなくてもいいのです。
整理しますと、この試合で実施したサインの種類は3種類。
・待て
・盗塁
・ランエンドヒット
試合前に選手たちにそのように伝え、いざ試合へ。
果たして、結果はいかに!?
3種類のサインは、すこぶる順調に機能した。
前回同様、待てと盗塁はうまくいきました。試合後のメンバーの感想も引き続き好意的な感想でした。
さて、今回初挑戦のランエンドヒットのサインですが、このサインを出す場面が2回ありました。両方ともランナー一塁の場面でした。
1度目は、一塁ランナーが走り、打者はボールだったので振らず、結果盗塁成功。
2度目は、一塁ランナーが走り、打者はストライクだったので打ち、ニ塁打。一塁ランナーはスタートを切っていたのでそのまま帰塁することができました。
ということで、ランエンドヒットのサイン導入が完全に吉とでる結果となりました。攻撃ががっちりとかみ合った印象です。
さて、試合結果は?
8対1で見事勝利!やりました!
今回の勝因は、3つのサインによる攻撃力のアップだけではなく、守備のリズムが非常によかったことも挙げられます。チーム全体として、攻撃面でも守備面でもとてもリズムがよく、相乗効果が生まれた理想的な試合でした。
以上、次戦以降もサインは継続して実施していこうと思っています。
ではまた。
戦績メモ:3勝0敗0分