チーム結成9年目。はじめてのサイン導入。
前回の試合では監督就任からの初陣を無事勝利で飾ったものの、そもそも新たな方針として掲げた“サインの導入”は先送りにしていた事実がありました。そういう意味では、前回“初陣”と称して記事を書いたものの、本当の意味での初陣ではなかったのです。2014年9月初旬、いよいよ“攻撃時のサイン”を導入して試合に臨みました。
まず、サインの種類は2種類としました。"待て”と"盗塁”です。
そもそもサインをチームの攻撃時に導入することにした理由は、公式戦で勝ち上がるため。勝たなくてはいけない試合できっちりと勝つためです。このことは、以前の記事“草野球にサインは必要か?”でも考えを示した通りです。
僕のチームは今まで一度もサインを導入してきませんでしたが、公式戦で勝ち上がるための最後の切り札として、サイン導入を採用という経緯があります。ですので、サイン導入への期待値は高いのですが、ネガティブな方向にふれる可能性も多分に含んでいると感じていました。“草野球なのに堅苦しい”とか“リズムが崩れる”とか“ほんとに効果的なの?”とか。
試合前、監督としてメンバーにサインを伝えました。待てと盗塁をサインにする、毎打席、ベンチを見るようにと。みんなは理解しているのか。僕はちゃんとサインが出せるのか。この時点では、不安のほうが大きかったと思います。
いざプレーボール!
さて、まずは試合結果からお伝えします。
試合結果
3対0で見事勝利!やりました。いい試合でした!
サインの行方
監督としての今回の練習試合の意味合いはサインが機能するかを見極めることでした。勝ち負けは正直どうでもよかったことでした。
サイン導入の結果から言います。
導入は超正解でした!
はっきり言いまして、いいことしかありませんでした。
“待て”のサインの効果
試合後、メンバーからの感想として多く聞いたことは、待てのサインがあることによって逆に迷いがなくなり、打席に集中できたということ。待つ時と打つ時のスイッチを明確に分けることができたということでした。
相手チームの投手は若く球も速く実力もあったのですが、そのような状況の中で相手を攻略できたことの一因に“待て”のサインがあったことは、間違いないことだと思います。
“待て”のサインによって、いくつかのヒットが生まれたのです。
“盗塁”のサインの効果
これが絶大でした。
サインがない状態ではチーム内で普段から自主的に盗塁する選手はおおよそ5人。つまり実質、その5人しか盗塁をしないのが現状でした。
今回の試合では、サインが出されたことで普段自主的には盗塁をしない3人の選手が盗塁を試み、すべて成功。得点に絡ん盗塁もあり、試合後の各メンバーから意見もサインを肯定するものばかりでした。
草野球にサインは必要か
草野球においても、サインは勝つために大きく機能する戦術であることは間違いないと思います。
加えて、僕のチームのケースではサイン導入によって不満をいうメンバーは幸いいませんでした。全員むしろプレーしやすかったと言っていました。
あなたのチームがもしまだサインを導入していなくて、いざと言うときにしっかりと勝ち上げることを目指しているのであれば、サイン導入をトライしてみることを強くお勧めします。
差し当たって、待てと盗塁だけでもいいと思います。状況によっては勇気がいることかもしれないが、挑戦してみてはいかがでしょうか。
以上、代表・監督の皆さん、チームにとって必要なことを提供していくことは難しいですが、今回の記事のように、サイン導入はおすすめですよ!
ではまた。
戦績メモ:2勝0敗0分
>> episode5 新たなサイン「ランエンドヒット」を試してみる へ続く