草野球は、守備がすべて。
打撃は水物、とよく言います。3割打てばよしとされるバッティングですから、打撃に頼っていては、いいチームが作れるわけがありません。
草野球は、一に守備、二に守備、三四がなくて、五に守備なのです。打撃は六からで問題ないでしょう。
草野球で優先すべき守備のポジションBest5
ピッチャー
これはもう異論もございませんでしょう。ピッチャーの球威、制球、フィールディング(草野球はピッチャーゴロが結構多い)、メンタルが整っていれば、そのチームは強い!それだけで試合を成立させる力につながります。
草野球ではまずは実力者をピッチャーにすることが、内部外部への対応が円滑に進む要因になるでしょう。外部といいましたが、コントロールが定まらず四球四球を繰り返すピッチャーでは、味方のモチベーションはもとより、対戦相手に対しても気まずい空気が流れます。相手あっての草野球、四球をもらうために参加している打者はいないと思って試合に望むのが得策ではないでしょうか。
サード
2番目にサードを挙げさせていただきました。
そもそも、サードというポジションは内野の花形的な言われ方をしますが、草野球では、その傾向がより際立ちます。
草野球ではサードゴロが非常に多い。アウトの半分はサードゴロ、という試合も珍しいことではありません。
そのサードがポロポロポロポロ、投げてはファーストへ悪送球、では話になりませんよね。
キャッチャー
3番目はキャッチャーです。草野球でキャッチャーの実力が低いことは致命傷になりかねません。
まずは盗塁への対応。草野球では、特別足が速い選手だけが走ってくるわけではないのです。キャッチャーが少しでも隙を見せるとガンガン走ってきます。
もし、キャッチャーが経験の浅く、“捕れればいい”的な考えで採用されたプレイヤーならば、かなり苦しい試合展開を覚悟したほうがいいでしょう。フォアボールやシングルヒットが2塁打、3塁打に化けるわけですから当然でしょう。
相手チームの士気が盗塁のたびに上がる、ということも厄介です。
盗塁以外にも、パスボール問題もあります。草野球ですからピッチャーの制球が荒い時も多い。ワンバウンドのボールをすべて後ろへそらしまくると試合全体の緊張感が損なわれてしまいます。そこをきっちり捕球できれば180度違う野球を展開できます。
センター
外野の要はやはりセンターでしょう。
草野球では、内野ゴロはサードゴロが圧倒的に多い印象ですが、それは右バッターの打ち損じがサードへ転がっているということだと思います。右バッター左バッターに限らず、バットの芯でしっかりと捉えた当たりはセンターへ飛ぶことが多いと思います。強い当たり、ライナー性当たりも多い。
また、守備範囲も広い。さらにライトに初心者プレイヤーが入る時には、リーダーシップを発揮し、外野全体をまとめる役割もあるでしょう。
守備位置的にも、試合全体を一番俯瞰で見ることができるポジション。それがセンターです。
監督
監督は守備のポジションではありませんが、守備にとって監督がすべてと言えます。
先発を誰にするか、崩れたらどうするか、内野は前進守備のバックホーム体制を敷くべきか、ライトを誰にするか。
すべては監督の判断にかかってきます。守備をコントロールしているのは監督といえます。
草野球にとって、攻撃よりも守備が非常に重要であることは皆さんも感じていることではないでしょうか。
以上、守り勝つ野球もいいものですよね。ではまた。