監督に就任した。さて何をしよう。
2014年8月、インキョ監督の一歩目。
前回の「自分のチームについて」にあるようにチーム監督に就任した僕は、来シーズンでの上位リーグ昇格を目標に活動を開始しました。たかが草野球チームとはいえ、監督の責任は重大。何かを任されるということに、大きいも小さいもありません。
約10年間、このチームに関わってきました。
これからのチームの方針を、みんなの意見を参考にして決めていこうかとも思いましたが、それでは今までと何ら変わらない結果になるのではないか。つまり、結局トーナメントを勝ち上がれないのではないか、と考えました。
チームの問題点は分かっています。戦い方のイメージもうっすらとですが浮かんでいます。そう思った僕は、ある程度自分の考えを信じて進んでいくことにしました。
監督としての初仕事、さて何から手をつけようか。
チーム幹部の選定
監督として初めて行ったことは、チーム運営幹部を決めることでした。幹部はチームの中心となり、チーム運営全体に関わっていくメンバーです。何かあったら、まず私が相談をする相手でもあります。
チーム幹部の選定ですが、これは今までの体制を継続させました。チーム全体の雰囲気は非常によかったと感じていたため、それを維持したいと考えたからです。ここで一気に幹部まで変えてしまうと、リスクが大きすぎと考えました。
半年先までの活動プランの開示
次に僕は、来シーズンが開幕する2015年3月までの大まかなスケジュールを決め、メンバーに伝えました。ひと月にとのくらい活動する予定であるかを伝えました。シーズンオフの期間も明確にしました。
僕たちのチームは活動10年目で、メンバーの年齢も徐々に上がってきています。家庭や子どもがいるメンバーも多く在籍しています。仕事の面でも働き盛りの世代。
そこで、チームメンバーが先の予定を明確にして、いろいろな折り合いをつけやすい状況をつくりたかいと思いました。なぜならば、メンバーの参加率を上げたかったからです。
先にひと月の活動回数が決まっていれば、少しは調整しやすいのではと考えたからです。
練習の割合を上げる
これまでに僕のチームは多くの試合を重ねてきました。活動の大半は公式戦か練習試合。理由はもちろん試合は楽しいから。草野球チームの大半は、僕のチームと同じように試合を活動の中心においていると思います。
今までは、試合と練習の割合が9対1ほどだったところを、5対5の割合にすることにしました。とはいっても、今季終盤の9月、10月、11月の3ヶ月間だけの話ですが。
このような活動にしたいと思ったのには明確な理由があります。チームには弱点があって、そこを修正するには試合よりも練習をするほうが効果的だと考えたからです。
試合が楽しいのは、分かります。しかし、ちょっとの期間、練習に付き合ってほしいと思います。
メンバーには、そうお願いするしかほかにありません。
サイン導入
草野球におけるサインの導入に関しては、草野球にサインは必要か?の記事内で書きましたが、僕のチームでも何と結成以来初めて攻撃時のサインを導入してみることにしました。トーナメントで優勝できない理由が詰めの甘さだとしたら、サインでその隙間を埋めたいと思いました。そこまでやるべきかと悩みましたが、やってみれば意外と楽しめるものかもしれません。うまくいかなかったら、すぐにやめればいいだけのことなのです。
そんなわけで、監督になった僕はまず最初にこれら4つのことを行いました。メンバーが理解を示していてくれることを願うまでです。
ではまた。