ビールかけ。それは、人生で一度はやってみたいことのひとつ。
少年時代に芽生えた憧れ
プロ野球。優勝。ビールかけ。
憧れのプロ野球選手たちが、喜びを爆発させながら豪快にビールを掛け合う。テレビ局のアナウンサーにもガンガンかける。ここぞとばかりに、監督にコーチに容赦なく浴びせる。
やりたい。いつか、僕もやってみたい。その仲間に加わって、はしゃぎまわりたい。背中にビール瓶を上から突っ込むの、やりたい。逆にやられて、冷てーって叫びたい。
野球少年たちはビールの味も知らないうちから、一同にそう思うのでした。
僕たちそろそろビールかけ適齢期じゃない!?
大人になった野球少年の皆さんに朗報。
今ならできます。私たちは大人で、しかも野球をしている。少々ながらお小遣いもある。
そう、我々にはビールかけを本当に実行するチャンスも権利もあるのだ!
※ちなみに私のチームでも、地域連盟のトーナメントを勝ち上がり上位リーグへの昇格を果たしたあかつきには、ビールかけをやろう!と意気込んでいます。もはやビールかけが最終ゴールとなって、私たちをたきつけているかのようです。
いざビールかけ!さて、どこでやろうか。
河原
実際にビールかけをやろうとしたら、どこでやるべきでしょうか。
まず思い浮かぶのが、河原。
バーベキュー的な開放感。さらにビールかけ後、そのまま川にダイブして洗い流すイメージ。
問題点① 電車移動
しかし、いくつかの問題が頭をよぎります。
まず、酔っぱらい運転をするわけにはいかないので、全員電車で河原までたどり着く必要があること。しかも大量のビールや食材や器具類、炭などを抱えて。
それだけでちょっと辛くないでしょうか。。。
問題点② 地球環境とバーベキュー環境
次に、環境的にどうかということ。
地球環境的にビールを川に垂れ流すのはいかがなものか。
さらに周囲の環境問題のことも考えなくてはなりません。
周りが家族や友人とバーベキューやっているその横で、「優勝、おめでとう!!!!」などと叫びながら、ビールを掛け合っている草野球オヤジ集団。
絶望的に迷惑な行為です。。。
問題点③ 死と隣り合わせ
最後にもう一点、河原ビールかけに潜む危険性について言及させていただきたい。
それは、“死”。または、そこまでいかなくても“大けが”の可能性。
ぜひ想像していただきたい。
太陽がじりじりと照りつける河原に、ありあまるエネルギーを溜めこんだ草野球オヤジが一同に会し、念願のビールかけを始める。
開放感は普段の飲み会の100倍程度に達するでしょう。
そして隣には川。
裸同然の姿で勢いよく川に飛び込む、酔っ払った草野球オヤジたち。ただではすまないことは明白です。
溺れて死ぬ前に、河原は選択肢からはずしたほうが賢明のように思います。
ありました!ビールかけができる店。
私が調べた限り、一軒だけありました。
ダイニングバーbond
横浜にあるお店です。念のため、先ほどお店に電話をし確認しましたが、現在もこのサービスを行っているとのことです!(2014年8月現在)
金額はさておき、うれしいシャワー完備。タオル、ゴーグルも貸してくれるとのこと。
これは、いたれりつくせり!
一生に一度のことと奮発して、思う存分ビールかけを楽しんでみたいところです。
ちなみにネットで出てきたもうひとつのお店
ダイニングバーELNIDO
は、現在はビール掛けプランは行っていないそうです。これも電話で確認しました。残念!
ちなみに、ビールかけ姉妹商品?でこんなものを見つけました。
ビールかけ全身シャンプー
こんなもの、ビールかけをする根性がないやつのためのものだ、おとといきやがれ、と言い放っておきましょう。
以上、肌からビールを吸収する感覚を味わってみたい!と思いつつ、いざという時にそなえて、少しだけ節約もしておきましょう。ではまた。